マシンピラティスの人気が高まる中、
「インストラクターになってみたい」
「自分のトレーニングを深めたい」
と考える方も増えています。そこで気になるのが、「どの資格を取ればいいの?」という問題。
実は、マシンピラティスの資格には、海外発の国際認定資格から日本独自の資格まで、さまざまな種類が存在します。
難易度や学習内容、費用も大きく異なるため、自分の目的に合った資格を選ぶことがとても重要です。
この記事では、マシンピラティス資格の種類や特徴、難易度を徹底比較し、「あなたに合う資格」を見つけるためのヒントをお届けします。
マシンピラティス資格にはどんな種類がある?
国際認定資格:STOTT、BASI、Polestarの特徴
世界的に有名なピラティス資格には、STOTT(ストット)、BASI(バシ)、Polestar(ポールスター)などがあります。
これらの資格は国際基準に基づいており、解剖学や動作分析に重きを置いたカリキュラムが特徴です。卒業後は海外でも通用するため、将来の活動の幅を広げたい方には特におすすめです。
一方で、講義や実技のボリュームが多く、取得までに時間と費用がかかるというハードルもあります。
日本国内の主要資格:FTP、IMAC、JAPICAとは?
日本国内でも広く知られる資格としては、FTP、IMAC(イマック)、JAPICA(ジャピカ)などがあります。
特にFTPピラティスは、マット・マシン両方に対応しており、比較的受講しやすい価格帯で初心者からでも挑戦しやすい点が魅力です。
IMACやJAPICAは、医療やリハビリとの連携が深く、理学療法士や介護士の方のスキルアップとしても注目されています。
独自プログラムを持つスタジオ資格:zen placeなど
大手スタジオが自社で運営している資格制度もあります。
たとえば、zen placeでは独自の研修プログラムを通じて、インストラクターを育成しています。
これらの資格はスタジオへの就職がスムーズで、実践的な内容が多いのが特徴。講師との距離も近く、手厚い指導が受けられます。
ただし、認知度がやや限定的な場合もあるため、他スタジオへの転職などを考える場合は確認が必要です。
各資格の難易度・学習期間・費用を比較しよう
学習時間・実技量で見る難易度の違い
資格によって学習時間や求められる実技スキルのレベルは大きく異なります。
・STOTTやBASI:学習時間150時間以上、解剖学や生理学も深掘り
・FTP:50〜80時間ほどで基礎を習得可能
・スタジオ資格:スタジオによっては200時間超えの実技指導も
自分の学習ペースや時間的余裕を踏まえて選ぶのが成功の鍵です。
費用相場はどれくらい?受講料と更新費用の比較
資格取得には数万円から数十万円の費用がかかります。国際資格は高額で、30〜60万円程度が目安。一方、日本国内の資格は10〜30万円程度が多くなっています。
また、認定後の更新制度がある資格もあり、年会費や講習の受講が必要な場合もあるので、長期的なコストにも注目しましょう。
試験・認定条件の有無も確認しよう
多くの資格では、座学や実技試験に加えて、ティーチングやレポート提出が必要です。
特にBASIやPolestarでは、第三者による評価制度が厳格に設けられており、合格までにしっかりと準備をする必要があります。
一方、FTPなどは初心者向けで実践中心の評価方法が多く、初挑戦にも安心です。
どんな人にどの資格が合っている?
ピラティス初心者が目指すならこの資格
運動経験が少ない、ピラティス未経験という方には、FTPピラティスやzen place独自資格など、基礎から学べるカリキュラムが整った資格が適しています。
特にzen placeでは、未経験者向けのサポートが充実しており、マシンの操作も丁寧に指導してくれるため安心です。
スタジオ勤務・独立を視野に入れるなら?
将来インストラクターとして働きたい、あるいは自宅でレッスンを開きたい方には、BASIやSTOTTといった国際資格が強い味方になります。
これらの資格は専門性が高く、スタジオ勤務や個人での活動の際にも信頼度が高いため、仕事の幅が広がります。
海外でも活動したい人におすすめの資格
世界中でピラティス指導を行いたい方には、国際的に認知されたBASI、STOTT、Polestarのいずれかを選ぶのがベストです。
英語での受講や試験が必要な場合もありますが、世界中のピラティスコミュニティにアクセスできるメリットがあります。
資格取得で後悔しないために知っておきたいポイント
スクールの講師・カリキュラムをしっかりチェック
資格名だけで判断せず、実際に誰が教えているのか、どんなカリキュラムなのかを確認しましょう。
講師の経験やスタイルが自分に合っているかどうかで、学びの質は大きく変わります。
「資格を取った後」のサポート体制も要確認
資格を取得して終わりではありません。卒業後の就職支援や定期的なブラッシュアップ講座の有無は、成長を続けていく上で重要です。
スタジオ資格はこの点で有利なことが多く、就職の橋渡しをしてくれるケースも多いです。
将来の目標に合わせた“逆算”の資格選びをしよう
自分が「趣味として学びたい」のか、「仕事にしたい」のか、「海外でも通用させたい」のか。まずはゴールを明確にすることで、最適な資格が見えてきます。
資格選びは人生設計の一部。焦らず、納得のいく選択をしましょう。
まとめ
マシンピラティスの資格は、
「何を学びたいか」
「どこで活かしたいか」
によって選ぶべきものが変わります。
難易度や費用、学習期間、サポート体制など、気になるポイントをしっかり比較して、自分の目的に合った資格を選びましょう。
資格取得はゴールではなく、新たなスタート。学びを楽しみながら、一歩ずつ“理想の自分”へ近づいてくださいね。