【ピラティスバンドおすすめ10選】初心者も安心の選び方！その１

なぜ今ピラティスバンドが人気？

ピラティスバンドは、ここ数年で一気に注目度が高まり、SNSやテレビ、フィットネス雑誌などでもよく見かけるようになりました。人気の理由の一つは、「自宅で簡単に本格的なエクササイズができる」という点です。新型コロナウイルスの影響でジムに通いにくくなったこともあり、多くの人が自宅でのトレーニングにシフトする中で、軽くてコンパクト、かつ効果の高いトレーニングツールとして注目されました。

さらに、ピラティスバンドは高価な器具と違い、1,000〜3,000円程度と手頃な価格で購入できるため、初心者でも手を出しやすいというのも魅力の一つ。強度や長さが選べるため、自分の体力や目的に合わせた使い方ができるのも利点です。

また、女性を中心に「体幹を鍛えながらしなやかな身体を作れる」「リハビリや産後ケアにも使える」として高い支持を得ています。運動初心者でも怪我のリスクが少なく、安全に取り組める点も、幅広い世代に人気がある理由です。

加えて、YouTubeやInstagramなどでプロのインストラクターがバンドを使ったエクササイズを無料で紹介していることも、人気拡大の後押しとなっています。動画を見ながら自宅で気軽に真似できるため、運動へのハードルが下がり、続けやすくなっています。

つまり、「コスパ」「手軽さ」「安全性」「効果」という4つのポイントが揃ったピラティスバンドは、現代のライフスタイルに非常にマッチしたトレーニングアイテムなのです。

ストレッチ・筋トレ・姿勢改善に使える万能性

ピラティスバンドは、その名のとおりピラティスの補助器具として開発された道具ですが、実はさまざまなエクササイズに応用できる万能アイテムです。まず注目したいのが「ストレッチ効果」。バンドの弾力を利用して身体を無理なく伸ばすことができ、筋肉や関節の柔軟性を高めるのに最適です。特に太もも裏（ハムストリング）や背中、肩周りなど、普段伸ばしにくい部位にもアプローチでき、姿勢改善や疲労回復にも役立ちます。

また、筋トレにも非常に有効です。バンドは引っ張ることで抵抗が生まれ、その負荷を使って筋肉を鍛えることができます。重りを使う筋トレに比べて関節への負担が少なく、体幹やインナーマッスルをしっかりと鍛えられるのがポイントです。特にお腹周り、太もも、お尻、肩など、気になる部分を集中的に鍛えるのに向いています。

さらに見逃せないのが「姿勢改善効果」です。バンドを使ったエクササイズは、身体の中心（コア）を意識しながら動くことが多いため、自然と背筋が伸び、猫背や反り腰の矯正にも効果的です。呼吸と動作を連動させることで、日常生活でも自然と正しい姿勢を保てるようになります。

たとえば、以下のように目的ごとに使い分けができます：

このように、ピラティスバンド1本で「伸ばす・鍛える・整える」が同時にできるため、まさに“万能トレーニングツール”といえるのです。

自宅で使いやすい理由3つ

ピラティスバンドがここまで広く支持されている理由のひとつに「自宅での使いやすさ」があります。忙しい現代人にとって、ジムに通う時間を確保するのはなかなか難しいもの。そんな中で、自宅で手軽にトレーニングできるピラティスバンドは、特に働く女性や育児中の方、高齢者にもぴったりのアイテムです。ここでは、その使いやすさの理由を3つの視点で解説します。

① コンパクトで収納・持ち運びがラク

ピラティスバンドは折りたたむと手のひらサイズになり、重さもわずか数十グラム。使わないときは引き出しやカバンの中にしまっておけるので、場所を取りません。旅行や出張先に持って行って、ホテルで軽くトレーニングするという活用も可能です。

② 畳一枚のスペースがあればOK

トレーニング器具の多くは広いスペースが必要ですが、ピラティスバンドはその心配がありません。畳一枚、ヨガマット一枚分のスペースがあれば、全身をしっかり動かすことができます。ベッドの上でも、椅子に座っても行えるメニューも豊富なので、天候や時間帯に左右されないのもメリットです。

③ 動画やスマホで簡単に学べる

YouTubeなどの動画配信サービスには、ピラティスバンドを使ったエクササイズ動画が数多くアップされています。スマホやタブレットで動画を見ながら動きを真似するだけで、本格的なトレーニングが可能に。インストラクターによるガイド付きの動画もあるため、初めての方でも安心です。

以下にまとめたのが、自宅での使いやすさを整理した表です：

このように、ピラティスバンドは自宅トレーニング初心者にもぴったりの使いやすさを持っています。

どんな人におすすめ？

ピラティスバンドは、幅広い層に適したトレーニングツールです。見た目はシンプルでも、実際にはストレッチ・筋トレ・リハビリ・姿勢改善など多様な目的に応じて使えるため、老若男女問わず使いやすいのが魅力です。ここでは、特におすすめしたい5タイプの人を紹介します。

① 運動初心者・運動が苦手な人

ピラティスバンドは強度を自分で調整できるため、筋力に自信がない方でも無理なくスタートできます。バンドを引く動作は滑らかで、関節への負担も少ないため、運動が久しぶりという方やシニア層にも適しています。まずは軽めのバンドから始めて、徐々に強度を上げていくと安心です。

② 自宅でエクササイズしたい人

「ジムに通う時間がない」「子どもがいて外出が難しい」という人にとって、自宅でトレーニングできるのは大きな利点。ピラティスバンドなら、音を出さずに静かにトレーニングできるため、マンションやアパート暮らしの方にもぴったりです。

③ 姿勢を改善したい人

スマホやパソコンを使う時間が増えたことで、猫背や巻き肩に悩む人が増えています。ピラティスバンドを使った肩甲骨周りのエクササイズは、筋肉をほぐしながら自然な姿勢へ導いてくれるため、姿勢改善を目指す方に最適です。

④ 産後の体型戻しをしたい人

出産後の骨盤ケアや体幹トレーニングにも、ピラティスバンドは効果的です。骨盤周りやお腹の筋肉を安全に引き締めることができ、授乳や育児の合間に短時間で行えるのもメリット。無理なくボディラインを整えたいママたちにおすすめです。

⑤ 高齢者・リハビリ中の方

病院やリハビリ施設でも使われるほど、安全性が高いのがピラティスバンドの特徴。可動域を広げたり、筋力を回復させたりといった目的でも安心して使えます。立ってできるエクササイズだけでなく、座ったまま行えるものも豊富です。

このように、ピラティスバンドはあらゆるニーズに対応可能な柔軟性を持っており、まさに万人向けのフィットネスツールといえるでしょう。

ピラティスバンドの種類と特徴まとめ

一口に「ピラティスバンド」と言っても、実はさまざまなタイプがあり、それぞれに特徴や使い方の違いがあります。目的やレベルに合わせて適切なタイプを選ぶことで、トレーニングの効果がぐっと高まります。この章では、主な種類ごとの特徴をわかりやすく解説し、初心者が失敗せずに選べるように整理しました。

① フラットタイプ（ラテックス製）

もっとも一般的で、よく見かけるのがこのタイプ。ゴムのような素材でできており、薄く平らで軽量です。引っ張ることで抵抗が生まれ、さまざまなエクササイズに対応できます。ストレッチや筋トレ、姿勢矯正など万能に使えるので、初心者にもおすすめ。唯一の注意点は、長く使うと劣化して裂けやすい点です。

② ループタイプ（布製・ゴム製）

輪っか状になっており、脚や腕にかけて使用するタイプです。主に下半身（お尻・太もも）のトレーニングに向いています。布製のものは肌触りがよく、滑りにくいため、フィット感も抜群。ゴム製よりもやや高価ですが、耐久性があり長く使えます。

③ チューブタイプ（取っ手付き）

持ち手がついており、バンドというより「トレーニングチューブ」に近い感覚で使えるタイプです。より強い負荷をかけられるため、本格的に筋トレしたい中〜上級者向け。肩や背中、腕の強化に最適です。

④ スライド式 or マグネット式バンド

最近では新素材を使った特殊なバンドも登場しています。スライド式で滑らせながらトレーニングしたり、マグネットで固定して負荷を調整したりと、より工夫された製品も。これらはやや高価ですが、機能性に優れており、飽きずに続けたい人に向いています。

以下に主な種類と特徴を表でまとめます：

このように、バンドの種類と特徴を理解して選ぶことで、自分の目的に合ったエクササイズがより快適に、そして効果的に行えるようになります。

強度別（弱・中・強）の選び方

ピラティスバンドを選ぶうえで最も重要なポイントの一つが「強度（レベル）」です。バンドの強度によって、かかる負荷が大きく異なり、トレーニング効果も変わってきます。強すぎるとケガの原因になりますし、弱すぎると効果が感じられません。自分の目的や体力に合った強度を選ぶことが、ピラティスバンド選びの第一歩です。

強度の目安は「色」で確認！

多くのバンドは色分けされており、それぞれの色に強度が設定されています。一般的なカラーと強度の対応は次の通りです：

メーカーによって若干の違いがありますが、基本的にはこの順で色が濃くなるほど強度が強くなります。バンドを買う際は、商品説明やパッケージを必ず確認しましょう。

初心者は「弱〜中」がベスト

運動習慣のない方や、女性で筋力に不安がある方は、まずは「黄色（弱）」や「緑（中）」のバンドから始めるのがおすすめです。無理な力を加えず、フォームを意識しながらエクササイズに慣れることが大切です。最初から強度が強すぎるバンドを選ぶと、うまく動かせなかったり、続かなくなってしまう可能性があります。

複数強度のセットが安心！

最初の1本に迷ったら、3本〜5本セットになっている「強度別バンドセット」がおすすめ。数百円〜数千円で購入でき、強度の違いを比較しながら使えるため、徐々にステップアップできます。たとえばストレッチには弱めのバンド、筋トレには強め、と使い分けるのも便利です。

強度選びに失敗しないためのチェックポイント

• 「初心者OK」と書かれているものを選ぶ

• バンドの伸縮率（◯倍伸びる）を確認する

• 動画やレビューで使っている人の体格やレベルを参考にする

最終的には「自分が楽しく続けられるか」が一番の基準。少し軽めから始めて、無理なく段階的にレベルアップしていくのが、長続きする秘訣です。

素材で選ぶ（ラテックス・布製・滑り止め付）

ピラティスバンドを選ぶ際、意外と見落とされがちなのが「素材」です。素材によって肌ざわりや使い心地、耐久性、滑りやすさなどが大きく異なります。長く使うためには、強度だけでなく素材選びも重要です。ここでは、主な3種類の素材（ラテックス・布製・滑り止め付き）の特徴と、それぞれのメリット・デメリットを分かりやすく解説します。

① ラテックス製バンド

ゴムのような伸縮性がある素材で、最もポピュラーなのがラテックス製です。軽くてよく伸び、価格も比較的安いため、初心者に広く使われています。強度の種類が豊富で、色分けされている製品が多く、用途に合わせて選びやすいのが特徴です。

メリット：

• よく伸びて扱いやすい

• 軽量＆安価

• 強度の種類が豊富

デメリット：

• 肌に密着しやすく、汗でベタつく

• 長期使用で裂けやすい

• ラテックスアレルギーがある方は注意

② 布製バンド

布素材のピラティスバンドは、見た目もおしゃれでしっかりした質感が特徴です。裏面に滑り止めがついているものが多く、トレーニング中のズレや丸まりを防いでくれます。特に下半身トレーニング（お尻・太もも）に人気です。

メリット：

• 滑りにくくズレにくい

• 肌触りがやさしい

• 耐久性が高く、洗えるものもある

デメリット：

• ラテックスより伸びにくく、慣れが必要

• 値段がやや高め（2,000円〜3,000円台）

③ 滑り止め付きタイプ

布製・ラテックス製問わず、バンドの内側にシリコンやゴム素材の滑り止め加工が施されたものも増えています。動きが大きいトレーニングや汗をかくシーンでも安心して使用できます。

メリット：

• ずれにくい・丸まりにくい

• トレーニングに集中できる

• 安定感が高い

デメリット：

• 加工部分が劣化する場合も

• 洗濯時に注意が必要な製品もある

以下に素材ごとの比較表をまとめました：

自分のトレーニングスタイルや肌質、予算に合わせて素材を選ぶことで、より快適に、そして長く使い続けることができます。

長さと幅の目安

ピラティスバンドを選ぶ際、「強度」や「素材」に加えて意外と見落とされがちなのが「長さ」と「幅」の違いです。しかし、これらもエクササイズのしやすさや効果に大きく関わる重要なポイント。目的や使い方によって適切なサイズを選ばないと、トレーニング中に使いづらさを感じたり、フォームが崩れてしまう原因にもなります。ここでは、ピラティスバンドの長さと幅について、選び方の目安を解説します。

長さの目安：100cm〜120cmが標準

ピラティスバンドには様々な長さがありますが、一般的に多いのは100cm〜120cm程度のものです。バンドの長さは主に「両手で引っ張って使うフラットタイプ」に関係し、エクササイズの幅を決める要素になります。

初心者であれば、標準的な100〜120cmの長さを選べば間違いありません。長すぎると扱いにくく、短すぎるとエクササイズの幅が制限されてしまいます。

幅の目安：5cm〜8cmが一般的

バンドの幅もエクササイズの快適性に影響します。幅が広いほど肌への食い込みが少なく、安定感が増します。一方で幅が狭いと軽く感じられ、細かい動きには向いています。

特に布製のループバンドは、7cm以上の幅があると太ももやお尻にかけた際にずれにくく、快適に使えます。

長さと幅を選ぶ際のチェックポイント

• どんな動きに使いたいか？（脚か腕か、伸ばすか押すか）

• 体格に合っているか？（背が高い方は長めがおすすめ）

• 肌の弱い人は幅広＆布製の方が快適

慣れないうちは、セット商品で異なる長さや幅が含まれているタイプを購入して、実際に使いながら好みを見つけるのが賢い選択です。

セット商品 vs 単品、どちらを選ぶ？

ピラティスバンドを購入する際、迷うのが「セットで買うべきか、それとも単品がいいか？」という点です。価格や目的、今後の使い方を考慮すると、どちらにもメリット・デメリットがあります。特に初心者にとっては「最初の1本選び」が重要。ここでは、それぞれの違いをわかりやすく解説し、どんな人にどちらがおすすめなのかを紹介します。

セット商品の特徴

セット商品は、通常2本〜5本程度のピラティスバンドが、強度別にまとめて販売されているものです。色分けで「弱・中・強」などが分かれており、用途や筋力に合わせて使い分けられるのが最大のメリットです。

メリット：

• 1セットで様々な強度に対応できる

• ストレッチから筋トレまで幅広く使える

• コスパが良い（1本あたりの価格が安くなる）

• 家族とシェアできる

デメリット：

• 最初はどれを使うか迷いやすい

• 使わない強度のバンドが出る可能性も

初心者や「いろんな動きを試したい」という方には、セットの方が自由度が高く、おすすめです。特にAmazonや楽天では、持ち運び用ポーチ付きのセットも多く、使い勝手も◎。

単品商品の特徴

単品バンドは、強度や長さ、素材などを自分で選んで購入するスタイル。ピンポイントで必要な1本だけを手に入れたい場合や、リピート買い・買い替えの際に便利です。

メリット：

• 自分に合った1本を選べる

• すでに使用経験がある人には最適

• 収納がコンパクトで管理しやすい

デメリット：

• 強度を変えたいときに買い足しが必要

• 初心者は選びにくい場合もある

単品は「すでに使ったことがあり、好みが分かっている人」「強度が決まっているエクササイズに特化したい人」に向いています。

比較表：セット vs 単品

結論：初心者はまずセットでOK！

はじめてピラティスバンドを購入するなら、まずは3本セットなどの「複数強度が入った商品」を選ぶのが失敗が少なくて安心です。実際に使ってみて自分に合った強度や素材がわかってきたら、次回は単品で買い足すと無駄がありません。

口コミ・レビューのチェックポイント

ピラティスバンドを選ぶ際、実際に使った人の口コミやレビューは非常に参考になります。商品説明には良いことしか書かれていないため、使用感や耐久性、トレーニング中の快適さなど、実際の利用者の声を知ることはとても重要です。ただし、どのポイントを見れば良いのか分からないという方も多いはず。そこで、この章では「失敗しないための口コミ・レビューの読み方」を5つの観点からご紹介します。

① 伸縮性・強度のバランス

バンドが「どれだけ伸びるか」「どのくらいの負荷を感じるか」は、実際に使ってみないと分かりにくい部分です。レビューで「柔らかすぎて物足りない」「思ったよりも伸びない」などの声がある場合、そのバンドは用途に合わない可能性も。自分の目的（ストレッチ or 筋トレ）に合った強度かどうかを見極めましょう。

② 肌触り・フィット感

特にラテックス製や布製のバンドは、肌に触れる面積が多いため、肌触りが気になる方も多いです。「肌に優しい」「チクチクしない」「ベタつかない」といったコメントは高評価の目印。逆に「ゴム臭が強い」「滑ってずれる」などの口コミがある商品は、購入後に不快に感じる可能性があります。

③ 耐久性・劣化のしやすさ

ピラティスバンドは毎回の使用で強く引っ張るため、劣化しやすい商品も少なくありません。「数回使ったら切れた」「ひび割れが出てきた」といったレビューが多い商品は避けた方が無難です。一方で「半年使ってもへたらない」「洗っても丈夫だった」という声があるバンドは、品質面でも安心です。

④ 使用中の安定感・ズレやすさ

バンドがズレたり丸まったりすると、トレーニングに集中できません。布製や滑り止め付きのバンドは「ズレにくい」「安定感がある」といったレビューが多く、使用感も高評価になりやすいです。逆に「運動中にくるくる巻いてしまう」といったネガティブなレビューには注意しましょう。

⑤ 全体評価と写真付き投稿

レビューを見るときは、☆4.0以上を目安にするのが安心です。加えて、「写真付き」「動画付き」などのリアルな使用感がわかる投稿は信頼性が高いです。また、星1つや2つなどの低評価にも目を通し、「何が不満だったか」を確認することで、自分に合わない製品を避けられます。

チェックリスト表

レビューは「生の声」を知る貴重な手段です。ただし感想には個人差があるため、複数の意見を見比べながら、総合的に判断するのがポイントです。

* 【ピラティスバンドおすすめ10選】初心者も安心の選び方！その２　—　 に続きます。